2017年02月23日

警備業に挑戦(臨時警備編)3

ご訪問ありがとうございます。

会社の有り得ない実態に遭遇して何とも言えない失望感、憤りを感じました。


仕事をしたら、その対価はきちんと計算されて、規定の期日に入金されるのが当たり前だと思っていましたが、そうならない現実を目の当たりにして愕然としました。

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何月何日にどこそこへ行き、何時間働いて、交通費は幾らかかったかときちんと記録に残しておいて、あとで給与明細と照合しなければならない。勤務実績が欠落していたり、交通費が間違えていたりとかなりいい加減な処理がなされていた。

大人しくノーチェックでいたら、会社に募金してしまうということになってしまう。

この件に関しては、会社の本部に問い合わせて聞いてみたが、会社側の説明(言い訳)は、手入力からコンピューター自動計算に切り替わる途中であるための一時的なミスであるとのことだった。

果たして、本当だろうか。それにしては、先輩たちからの怒りの声は、かなり以前からのものもある。私の場合も、もう半年近く経つのに、未だに大きなミスに出くわす。

リストラおやじ達をナメすぎだろ。


隊長退職後に、就業の機会が不安定となり、一週間先の予定が立たない。また、仕事もいちいち本部に連絡して自分で営業しないと仕事にありつけない。しかも、せっかくゲットした仕事も前日にいきなりまとめてキャンセルを喰らう。このドタキャンは、力のある古い先輩が仕事を横取りした可能性が高い。事実、あるキャリアの長い60台後半の先輩が、本部のお偉いさんに話せば、仕事は幾らでも入ってくるし、断ることもあると言っていた。

これが現実だろう。

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会社側も仕事が少なくなれば、慣れている人間、いままで長く貢献してきた人間を優先させるのは仕方ないことだと思う。

しかし、現実問題として、私は社会保険適用の条件を満たしており、半ば強制的に雇用保険、健康保険、厚生年金の支払い義務が発生し、支払っていた。そして、適用条件である規定日数が足りないという事態に陥ってしまっていた。

会社側の説明によると、規定日数に満たない場合は、当月で社会保険の適用がなくなり、規定日数の条件を満たせば、また再開の手続きをするという。

規定日数にあと数日足りないため、本部に連絡して、なんとかならないかお願いしてみたが、時期的に仕事が少ない時期であるということで、思うように仕事にありつけずに、遂に社会保険適用陥落が確実となってしまった。

これ、かなり困る。再度、国民保険に逆戻りしなければならない。しかし、また、就労機会が増えて、社会保険適用となれば、また国保からの切り替えをしなければならない。保険に関しては、そうしょっちゅう切り替えなければいけないとなると、煩雑で無保険状態という期間も想定される。

正社員でない非正規雇用の現実とはこの不安定な雇用環境のことなのだろう。

また、会社側の経費節減対策により、交通費が当日500円未満は支払われないというお触れが一方的に出された。交通費が490円の人は、ムカつきますよね。

それならば、この会社では、社会保険の適用基準以下で仕事をチョイスして働こう。そして、他に仕事を探して、ダブルワークで何とか切り抜けよう。

そう決断して、猛烈に仕事探しに没頭することになった。


しかし、派遣、バイトでダブルワークできるところはかなり限定的となる。

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コンビニ店員、深夜の倉庫業務、建築現場の雑工ぐらいとなる。

もう猶予はない。来月の生活費が足りない。

片っ端から、当たってみた。できることなら、コンビニ逆戻りは避けたかったが、そんな甘えはもはや許されない。コンビニ専門の派遣会社に登録して、いろいろ探してもらったが、やはり年齢がネックとなる。50半ば過ぎで、しかもオーナー崩れとなれば警戒されるのも仕方あるまい。

しかし、捨てる神あれば拾う神ありである。ダブルワークではなくて、店長としてフルでやらないかという打診を何件か頂いた。ギャラ的には、20〜25万円とのこと。確かに、心が動かされたが、過酷な就労環境が想定される。しかし、捨てがたいと思い、しばしの猶予を頂いた。

また、建築現場での募集で、日勤で日給12000円という案件を発見した。しかも、未経験可とのこと。電話で確認したが、年齢もクリアした。すぐに、予約して、面接会場へ向かった。

この会社は、来る者拒まずで、若い女性も私より年配のおじいちゃんも来ていた。

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スマホ所有者であり、メールのやり取りが会社側とできることが確認されれば、一応仮採用となり、その後の健康診断で問題がなければ、即仕事にエントリーできるとのこと。ただし、エントリーしても必ず仕事にありつける保証はないという説明が気になった。また、ヘルメット、安全帯、皮スキ等が即日貸与される段取りとなっていた。

私も、健康診断に駒を進め、近所の病院に出向いて、規定の検査、問診を受けた。

覚悟はしていたが、血圧が高めであった。

これは、致命的なNG要因だ。私も、雑工の経験があり、一部上場系列の会社では必ず新規入場説明の時に血圧検査を受けた。極端に高い場合は、入場できないという事態もあり得る。私は、たまたま今日は高くて、いつもは普通ですと言い張り、なんとか切り抜けていた。

しかし、今回は、数回検査を行い、すべて強烈な数字が出た。110−170位の数字が出て、自分でも驚いた。

事務所に戻り、病院からの報告書を説明会担当者に手渡した。

やはり、私の採用は保留となり、高血圧の薬の服用と、その後の再検査が課題として言い渡された。とりあえず、登録ナンバーはゲットしたが、果たしてどうしたものか。通院と薬代と再検査の費用も馬鹿にならないだろう。

悲しいかな、高齢者の就職活動は、健康面での劣化でも大きく足を引っ張られるということを十分認識しておく必要がある。

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また、同時期に、別の案件を見つけて、かなり前向きに考えて、面接を受けて、採用の返事待ちの状態であった。

それは、深夜の病院の受付業務の派遣であり、年齢の問題はクリアで、ダブルワークでも大丈夫とのこと。つまり、24時間救急指定の病院で、17時から翌日8時までの電話番という仕事であった。ただ、日曜、祝日は昼間の時間帯での勤務もあるとのこと。

ギャラ的には、最低時給に近いが、昼勤務は別として、深夜帯がある平日のロング勤務は、深夜割増があるので、少なくとも16000円以上になる。基本的には、平日2日のロングと日曜の昼間勤務が定番となる。これが軌道に乗れば、週間で3.5〜4万円ぐらいは当てにできることになる。

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ただ、問題は、仕事の内容が全くの知識ゼロ状態というのがネックだった。

患者の家族、患者本人、救急車の隊員との電話のやりとりがスムーズにできなければ、人命に関わる仕事となるため、かなりナーバスで、デリケートな展開が想定された。

患者の受け入れの可否を当直の医師に打診して、その返答を受話器の向こうの人に伝えるのだが、受け入れOKの場合は問題ないが、受け入れお断りの場合は、かなり難しい仕事となるのではないか。それこそ、緊急病院での患者たらい回しが社会問題化している昨今において、対応を一歩間違えれば、とんでもないクレームに発展しかねないだろう。

果たして、自分にはできるのだろうか。

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話によると、他のスタッフは、皆私より年上であり、未経験からスタートしたと採用担当者は言っていたが、本当なのだろうか。

当面は、先輩と二人で勤務にあたり、慣れたら一人でということだが、かなり不安であり、ストレスを感じるだろう。また、休憩時間は一時間あるが、定時での設定ではなくて、電話がない時に適当に自分で休憩、仮眠を取るとのこと。

ある意味、電話がない時間帯は、すべて休憩時間とも言える。とにかく、やるしかないだろう、という気持ちで、結果を待っていた。

いつものように、採用電話連絡の期日まで、一週間近くあったが、3日経過しても連絡はなかった。これは、もう100%不採用だと諦めた。

やはり、ダブルワークの選択が間違いなのか。採用する側から見れば、明らかに、問題ありかもしれない。いざという時の代打に使えないし、突然の予定変更もある程度覚悟しておかなければならないだろう。できることなら、シングルワーカーの方が好まれるのは当然だろう。



「〇〇ですが、採用ということでお願いします。〇日から研修に入りますので、大丈夫です?」


連絡期限の定刻数時間前に採用の連絡がスマホに飛び込んできた。

確実に諦めていたので、かなりの驚きだったが、採用側のギリギリの選択の事情も見て取れる。

採用期日まで、ギリギリ応募を待ち、応募者をふるいにかけていたのだろう。または、私以外の応募が皆無であった可能性もあり、当面、仕方なく、私の採用に踏み切ったのではないか。採用担当者の話によると、一人退職するため、緊急でその穴埋め要員が必要であるとのことだった。

とにかく、ダブルワークの下地はできた。

あとは、うまく、回すことができるかが問題だ。病院のシフトを優先させて、警備の仕事をチョイスしてゆく。基本深夜勤務が中心となるが、日曜日の昼間勤務もあるので、かなり不規則な日常を覚悟しなければいけない状況に追い込まれてしまった。いざとなれば、まだ籍が残っている日払い8000円の建築の雑工、倉庫業務の仕事もやらなければならないかもしれない、という状況も想定していた。

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この歳にして、この多難な就業環境は、高齢者にとっては普通な、当たり前な事として諦めるしかないのか。

「やってらんねー」と投げ出すわけにもいかずに、耐えるのみなのか。

年金も払っていない自分には、老後の不安は、もう既に現実の問題として、既に頭を悩ませている。


当時の自分は、あらゆる意味でかなり追い込まれていた。


遠い昔、身近な某高齢者が、ポツリとつぶやいたのが忘れられない。


「生きていくって事は、痛いよな。本当に大変なんだよな。」


この意味が、完全に理解でき、賛同してしまう自分は、これから先、人生をどう生き抜けばいいのだろうか。


しかし、悩み、苦しんでいる暇などない。

働いて、稼がなければ、生活できない。

とにかく、ヤルしかない。

その過程で、自分の人生を見つけるしかない。


明るい未来を信じて、今は行動するしかない。

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コンビニを辞めて、自由を手に入れたと思ったが、とんでもない不自由な境遇に戸惑い、社会の厳しさを思い知らされて、このまま沈没してゆくのか。

冗談じゃない。そんなのはまっぴらごめんだ。敗者復活戦から這い上がり、見事優勝するしかない。

そして、そのための秘策はある。

まだ、公開できないが、結果は少しづつ出ている。

いかに拡大し、利益に繋げていくかが課題だ。

この話題は、また時期を見て記事にします。


話題が、かなり逸れてしまったが、病院の研修を数日後に控えて、やる気満々の私の目に、ある新聞の折り込みの求人案内が目に張り付いてしまった。条件反射的に飛びついてしまった。

「正社員募集。50歳以上可能。定年60歳、その後の継続雇用も可。施設の防災センター要員。月13日当務。24万円以上。社会保険完備。有給休暇有り。賞与年2回有り。交通費全額支給。」

発作的に電話して、面接の予約をした。

もう、ダメ元だ。

この歳での正社員なんて、そう有り得ない。

当時、もうダブルワークの枠組みは出来上がっていた。警備の仕事も新たにエントリーして、来週分の仕事も決めていた。病院の研修の日も決まっていた。あとは、上手く回すだけという状況だった。

そのような中で、面接を決行するというのは、支離滅裂かもしれない。

「もし、万が一、採用されたら、どうすんのよ。」
「ダメ元とはいえ、かなり無責任なんじゃないの?」

確かに、イカれていたのかもしれない。無責任と言われれば、確かにそうだろう。

しかし、可能性があれば、挑戦するのは自由だろう。万が一、採用されれば、その時考えればいい。

まず、今までの経験から、99%無理な案件だと感じていた。少しでも、若い、有望な人間を探しているに決まっている。もはや、60歳定年間近のコンビニ崩れのおやじなど、会社にとっては、まず何のメリットもないだろう。

私は、落ちるために面接に行くのか。落ちて、もう正社員の甘い夢など捨て去る根拠が欲しかったのか。

とにかく、全力投球で面接に臨んだ。


定刻に会社の支店に出向き、面接を受けた。

面接官は、60歳代の貫禄のあるオヤジであった。

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いろいろと鋭い質問が投げかけられたが、ある意味、面接慣れしていたので、無難にこなした。特にコンビニ廃業の理由は根掘り葉掘り聞かれたが、あくまでも、本部と店舗大家さんのトラブルによる、やむを得ない契約の終了であり、自分としては、できれば継続したかったという点を力説した。

そして、仕事の内容、待遇面を詳しく説明してくれた。

ここまでは、よくある展開だ。詳しい仕事の内容、待遇面での突っ込んだ説明。ここで期待して、いやというほど痛い目を見てきた。

面接官は、自分の仕事を丁寧にこなしているに過ぎない、と思い私は、いつもになく、かなり冷静であった。

(どうせ、無理なんだろうな・・。オレは一体何しにきなんだろうか。)



すると、オヤジが急変した。


「〇〇さん、〇月〇日から、研修出れますか?」

(本当かよ、このオヤジ、何モノ?)

「もし、可能であれば、この場での採用を前提に、話を進めたいと思いますが、どうですか?」

断る理由はどこにもない。

即決の申し出に、「はい」の即答で返した。


しかし、その研修初日とやらは、もう数日後であった。

想定外の展開に戸惑いつつも、乗りかかったダブルワークの骨組みを根底から崩して、新たなる正社員の道を確定させることが当面のメインワークとなった。

派遣の警備会社に連絡して、取り敢えず、入れておいた仕事をキャンセルした。病院の仕事も、研修が明日の夕方からという状況ではあったが、これも丁重に事情を説明して、なんとか辞退することができた。


50代半ば過ぎでの正社員はまさに奇跡だろう。定年まで、あと数年だ。定年後も、契約社員として、雇用の可能性が残されている。

正社員は、新卒で、2年半働いて以来の雇用形態だ。


しかし、私は、その後、正社員としての、厳しい責任と義務、常識的なルールに翻弄されるとは、まるで理解していなかった。

ご訪問ありがとうございまいた。
posted by Try55 at 13:56| 警備業務に挑戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする